【2025】3kgの小型洗濯機おすすめ3選｜どれくらい洗濯できる？5kgと比較

近年はドラム式洗濯機など大型の洗濯機が増えているため、3kgの洗濯機があると聞くと多くの方が驚くはず。小さすぎて大したものが洗えないのではないかと思われがちですが、3kgの洗濯機には普通の洗濯機と同じように衣類を洗えるものもあります。

3kgの洗濯機は洗うだけ、脱水機能がないなど基本的に低スペックです。しかし、中には全自動で普通の洗濯機と変わらないものもあります。どちらもコンパクトで設置しやすく、キッチンや洗面台に置ける商品もありますので、活躍の場が広いのがいいところです。

この記事では3kg洗濯機を選ぶ時のポイントや、ハイアールなどのおすすめ商品を口コミとともにご紹介します。3kgではどれくらい洗えるのかも解説するので、ぜひ参考にしてください。

結論、このサイズの洗濯機は、パナソニックや東芝・日立といった大手メーカーは手掛けていません。

国内メーカーでは山善が3.8kgを、海外大手ではハイアールが3.3kgを手がけており、それ以外の製品は海外の無名メーカー製です。

それでも、給水・排水ホースともに接続可能で、全自動洗濯機の条件を揃える3kgの洗濯機であることは間違いないため、初期不良や故障時の対応が手厚いショップ経由なら、購入してみるのもありです。

3kgの洗濯機は、どれもコンパクトで低価格なのが最大のメリットです。一般的な家庭用洗濯機に近いものから特定のものまで意識した商品があり、他にも以下のような特徴があります。

• 縦型洗濯機のみでドラム式洗濯機はない
• コンパクトで設置しやすい
• 折りたたみ、持ち運びができる商品もある
• 便利な機能は少ない
• 脱水機能がない商品がほとんど
• 毛布やシーツといった大物は対応できない

小型洗濯機は布巾や小さいお子さんの衣類など、小さいものを洗うのに重宝します。その手軽さから近年は、会社の給湯室や保育園などでよく導入されるようになりました。

3kgの洗濯機は普通の洗濯機と2台持ちするのにおすすめです。衣類用の大きい洗濯機と別にこれを買っておくと、洗うものによって使い分けができます。3kgの洗濯機を2台目の洗濯機として活用する方法は、以下のようなものです。

• 泥が付いた野菜を洗う
• 靴を洗う
• 頑固な汚れが付いた衣類の予洗いに使う
• マスク専用の洗濯機にする
• デリケートな衣類を洗う

洗うものによって洗濯機を使い分けると、洗濯機そのものを清潔に保てます。またマスク専用といったように、3kgの洗濯機で洗うものを限定しておく使い方もおすすめです。

小型の洗濯機は機能がシンプルなものがほとんどです。予約タイマーや自動槽洗浄機能など、一般的な洗濯機のような便利機能はありません。

特に3kgより小型の洗濯機になると、洗う、すすぐだけで脱水や排水はできないといった商品がほとんどです。そのため手動でおこなう作業が多くなり、洗濯作業が結構な力仕事になってしまうのは否定できません。

3kgの洗濯機は脱水機能を備えていても、その力は十分でない場合がよくあります。本体サイズが小さいとモーターも小さくせざるを得ないため、十分な遠心力を出せないのがその理由です。

小型洗濯機の場合は、脱水後に普通の洗濯機に移してもう一度脱水するのをおすすめします。または初めから脱水はしないと割り切り、脱水機能のない商品を買うのも1つの方法です。

【3kg洗濯機で1度に洗える洗濯物の目安】

• メンズの半袖Tシャツ12枚
• フェイスタオル20枚
• ワイシャツ5～6枚

3kgの洗濯機は、洗濯物の少ない一人暮らしの方向けです。

衣類やタオルであれば、想像以上にたくさん洗濯できますね。しかし、3kgの洗濯機では毛布のような大物を洗濯できません。

洗濯物の量が多い方や、毛布やシーツも洗いたい方は、5kg以上の洗濯機がおすすめです。また、5kg以上のほうが選択肢の幅がぐっと広がります。

結論、編集部としては5kgの洗濯機の方がおすすめです。なぜなら、外寸横幅10cm程度違う以外、価格差は少ないためです。

ここで3kg前後の洗濯機と5kgの洗濯機を比較してみましょう。

• 3.3kg　Haier JW-C33B-W
  27,800円〜
  幅438×奥行480×高さ815 mm
  
  
• 3.0kg 無名メーカーの洗濯機
  25,800円〜
  幅400×奥行410×高さ760 mmなど

• 5.0kg  アイリスオーヤマ IAW-T504
  27,800円〜
  幅540×奥行535×高さ835 mm
  
  
• 5.0kg  ハイアール JW-U55A
  26,300円〜
  幅526×奥行500×高さ890 mm

これを見てみると、価格差がほぼないことがわかります。

違いが出るのは横幅ですが、幅40cm程度しか設置できない事態は非常に少ないのではないでしょうか。少しでも洗濯槽の容量が多い方が使いやすいことは言うまでもありません。

また、5.0kgの大手メーカー製の格安洗濯機は大手家電量販店でも取り扱いがあるため、配送の際設置まで行います。

これらの事情から、編集部としては設置場所に限りがある場合以外は、わざわざ3kgの洗濯機を購入するメリットは薄いと考えます。

上記で比較したのは「全自動洗濯機」での価格です。

これが、

・二槽式洗濯機

・脱水なしの洗濯機

なら、1万円程度から商品は存在します。

もっとも、二槽式洗濯機は洗濯中ほぼつきっきりになること、脱水なしだと自分で絞らなければならないなど、手間は格段に増えてしまいます。

小型洗濯機を買う前にはあらかじめ、何を洗うのかをあらかじめ決めておくのがおすすめです。洗うもののサイズや汚れの程度の見通しが付くと、洗濯機に必要な洗浄力と機能がおのずと決まるからです。

シューズを洗う・予洗いのみに使うといった場合は、脱水機能がなくても問題ありません。衣類やタオル用として使用する場合でも、使い方によっては脱水機能がなくてもさほど困らないはずです。

また、中には簡易乾燥機能付きの機種もあります。干す時間が短縮できるため便利ですが、価格が高くなってしまうのが難点です。一人暮らしの方がメインの洗濯機として使うのであれば、検討してもいいかもしれません。

3kgの洗濯機でも普通の洗濯機の形状に近いものは、床のところに据え置きになります。そのため、購入すると決めたらどこに設置するかを決めておきましょう。3kgの洗濯機は縦型しかありませんので、ドア開閉のためのスペースを考慮する必要はありません。

この据え置きタイプの場合は水道栓に近いところでないと使いにくいので、従来の洗濯置き場に設置する方がほとんどです。しかし、3kgの洗濯機は一般の洗濯機と違って設置場所に融通がきき、移動させるのも簡単なのでベランダや屋外に設置する方もいます。

持ち運びできるタイプの場合は、使う時はキッチンや洗面所に乗せて、収納する時は棚の上といったように使う場所と収納場所の両方を決めておきましょう。

持ち運びタイプの洗濯機の場合、排水ホースのある商品は少ないのが事実です。洗濯機本体を持ち上げて水を流すので、気兼ねなく水を流せる場所で使ってください。おすすめは、お風呂場・キッチンのシンクのそば・屋外です。

残念ながらパナソニックやアイリスオーヤマでは3kgの洗濯機は販売されていません。一番小さい容量でハイアールの3.3kgとなっています。

3kgの一般的な洗濯機は販売されていませんが、ヤマダデンキオリジナル製品である新ブランド『ヤマダセレクト』を含めた容量の小さい洗濯機を一部紹介します。

• パナソニック：5kg(製品：NA-F5B1) 
• アイリスオーヤマ：4.5kg(製品：IAW-T451)
• AQUA：4.0kg(製品：AQW-N401）
• ハイアール：3.3kg（JW-C33A）
• ヤマダセレクト：4.5kg(製品：YWMT45H1)

実は、たった2つのポイントを意識するだけで商品選びを失敗する確率がグッと下がります。

その2つのポイントとは

これだけです。拍子抜けするほど簡単ですが、これだけを守れば大きく失敗することはまず無くなります。詳細はこのあと述べますが、

最終的に【CHECK】の洗濯機に行き着くことになります。

あまりこだわりがない方は、ここまで絞ったら、あとは価格が安いものを選択すれば間違いありません。

それでは詳しく解説していきます。失敗しないためにも【必読】がついた見出しだけはすべて目を通してください！

3kgの小型洗濯機の電動は「縦型」「二槽式」です。縦型には乾燥機能はついていません。

縦型と二槽式について解説していきます。

最も購入者が多く、大部分の方が満足しているタイプになります。低価格でシンプルな機能があれば良いという方は、縦型洗濯機を選んでおけば間違いありません。

【メリット】

• 洗浄力が高い
• 省スペースで設置しやすい
• 手頃な価格で購入できる

【デメリット】

• 節水性に劣る
• 洗濯物が擦れ、衣類が傷みやすい
• 洗濯物の出し入れに苦労する

縦型は洗濯槽の羽根の回転により水流を起こし、生地同士をこすり合わせて洗浄します。ドラム式と比べてたっぷりの水で洗剤を泡立てるため、頑固な汚れも落としやすいのが特徴です。

最近ではマンションやアパートなどの集合住宅に設置しやすい小型タイプも増えてきたので、設置スペースに困っている方にもおすすめです。

購入者の声は明暗分かれており、特に騒音についてのネガティブ意見が多い結果となりました。明確な意図がある場合以外は避けたほうがよさそうです。

【メリット】

• 全自動に比べ価格が安い
• お手入れがしやすく衛生的
• 同時進行できるため時短できる
• 水を使い回せるので節水できる
• 機能がシンプルで壊れにくい
• 小型なのでスペースに困らない

【デメリット】

• 給水と止水は手動なのでほぼつきっきり
• 毛布や布団などの大きなサイズの洗濯ができない
• 脱水槽へ移し替える作業が手間
• 作動音が大きい

家庭用ではあまり使われていませんが、洗浄力が非常に高いので、美容院やクリーニング店での需要が高いです。さらに、二槽式は内部の掃除がしやすく乾くまでの時間も早いため、カビの発生を防止できるメリットもあります。

そもそも何を気にするべきなのかわからない

きっとそんな方も多いと思います。ここまでで大きく失敗しない洗濯機を選べるようになりましたが、他に気にすべき項目は何があるのでしょうか？

まずは、購入者が「もっと気にして買うべきだった」と後悔した項目について実施したアンケート結果を見てみましょう。「現在の洗濯機に満足している」と答えた方を含め93%の購入者が後悔ポイントをあげています。

正直にいえばすべて理想通りの洗濯機を選ぶのは難しいです。自分は何を妥協できて、何は妥協できないのか、しっかり見極めることが重要です。

※赤字の項目は解説済み

・アパートやマンション住まいの方
・夜間の使用を考えている方

は要チェックの項目です。

理解していなくてもOK。騒音レベルを確認しましょう。

洗濯機の静音性について調べると必ずといっていいほど「インバーター」という単語が出てきます。インバーターとはコンセントから供給される電流の周波数を変えることにより、洗濯機のモーターの回転数を変化させるものです。

が、難しい話なので無理に理解する必要はありません。インバーターを搭載していることによるメリットはいくつかありますが、それぞれのスペックにおいてしっかりと数値になって現れています。つまり、騒音レベルを確認する上では「インバーターが搭載されているかどうか？」ではなく「45dB以下か？」を確認すれば良いのです。

【インバーター搭載洗濯機の特徴】

• 節電効果がある
  →消費電力を確認
• 節水効果がある
  →標準使用水量を確認
• 静音性が高い
  →騒音レベルを確認
• 非搭載洗濯機に比べて価格が高い

簡単にチェックできるポイントですが、意外と気にしないで後悔するのが省エネです。

アンケートに回答いただいた、実に8割以上の方々が購入前に省エネについて気にしていませんでした。一方で、昨今の物価高騰や電気料金の高騰を考えると省エネ性能についても検討しておけばよかった、という後悔も多くありました。

省エネといっても機能によりけりなので、譲れない機能を搭載した洗濯機同士の比較をする時の、一つの指標として使うことをおすすめします。

ちなみに、

縦型洗濯機よりドラム式洗濯機の方が節水できる

など、機能ごとに節水性能の高い低いはありますが、それらを理解するより標準使用水量を見る方が早く確実なのでそちらを見れば十分です。

デザインより機能を優先すべきです。

• 縦型洗濯機
  5月〜6月にかけて安くなる傾向にあります。新製品の発売が7月頃なので、縦型洗濯機の旧モデルを購入したい方は要チェックです。
• ドラム式洗濯機
  秋から冬にかけて安くなる傾向にあります。モデルチェンジの時期が10月から12月頃なので、9月からチェックしておきたいです。

以下の記事では、洗濯機が安く買える時期や買い時をより詳しく紹介しています。一人暮らしで洗濯機の購入を考えている方、そろそろ買い替えが必要な方は、ぜひチェックしてください。

近年は旅行先やアウトドアに持って行ける洗濯機もあります。水を溜めたバケツ等の中に設置して水を振動させたり撹拌したりするもので、非常に便利なので覚えておきましょう。その特徴は以下の通りです。

• 給電はコンセントかUSB
• 旅行カバン等に収まるコンパクトサイズ
• ハンカチ等小物洗いに適している

水を振動させるタイプの商品は、衣類を傷めずに洗えるのでおすすめです。しかし、このタイプは超小型であるためどうしてもパワーが弱く、Tシャツほどの大きさになるともう対応できません。

小型洗濯機はどうしても低スペックです。スペックを重視するなら3kgのような小型はあきらめて、一般的なサイズの洗濯機を選びましょう。洗濯機は5kg以上であれば、洗濯に必要な機能と十分なパワーを備えています。

また5～6kgの洗濯機なら3kgより商品が豊富です。無理に小型洗濯機を探すより簡単に自分に合うものを見つけられます。価格は2万～3万5千円程度で、中には乾燥機能付きの商品もありコスパの面でもおすすめです。

3kgの小さい洗濯機は想像以上に重宝します。大きい洗濯機と2台持ちして、3kgの洗濯機はマスク専用、強い汚れもの専用と言ったように洗うものを限定すると衛生的です。ぜひとも導入して清潔な毎日を送りましょう。