洗剤自動投入機能付き洗濯機おすすめ20選｜デメリットや使わないこともある？

2017年、業界初となる「洗剤自動投入」機能を搭載した洗濯機がパナソニックから発売されました。その後、日立やシャープといった大手メーカーからも、洗剤自動投入機能を搭載したモデルが登場し、話題となっています。

自動投入機能は洗濯時の手間を減らせるので、家事を効率化させ、時間を有効活用したい方にぴったりの機能です。しかし利便性が高いもののハイエンドモデルに搭載されるため、「洗濯機ならなんでもいい、いらない機能なのでは？」と買い替え時期での購入をためらう方も多くいます。

この記事では洗剤自動投入のメリットやデメリット・使える洗剤の種類・実際に使用した方の口コミ・洗剤自動投入を搭載した縦型洗濯機・AI機能付きなどドラム式洗濯機のおすすめ商品をご紹介します。記事の後半では、使わないときの対処法・掃除方法・スマホ連携機能についてもご紹介しているので、ぜひ最後まで読んで役立ててください。

冒頭で「洗剤自動投入機能」と簡単に説明しましたが、洗剤だけでなく柔軟剤も自動で投入できます。洗濯機内に液体洗剤と柔軟剤を入れておくタンクが搭載されており、タンクに液体洗剤と柔軟剤を補充しておくと、自動で計量・投入を行う機能です。

自動投入機能非搭載のモデルと比較した場合、毎回の計量や投入の手間を省くだけでなく、液ダレや計量ミスといった洗濯時のストレスを軽くしてくれる魅力もあります。洗濯物の多い大家族から一人暮らしの方まで幅広くおすすめです。

ここでは洗剤自動投入機能の基本的な使い方を紹介します。詳細については各洗濯機の取扱説明書でご確認ください。

1. 洗剤パッケージに表示されている使用量の目安に従い、水30Lに対する使用を設定。洗剤を変えるときも同様
2. 洗剤や柔軟剤をそれぞれのタンクに注ぐ。このとき、タンクからあふれないよう確認が必要
3. その後の洗濯は洗剤の投入を除いて、一般的な洗濯の手順と同じ

液体洗剤・柔軟剤自動投入機能は、毎回洗剤や柔軟剤を計量する手間がかかりません。時間にすると数秒の手間ですが、あるのとないのとでは大違いです。毎回洗濯物の量が毎回変わっても、毎回パッケージを見て量を確認する必要はありません。

ボタンを押すだけで洗濯機が自動で最適な量を投入します。さらに、タンクに補充しておけばいいので計量の際に液ダレもなく、床や洗濯機を汚して掃除をする手間もかかりません。

液体洗剤や柔軟剤のボトルからキャップに取って計量する際、ボトルが重かったりいきおい余ってたくさん出てしまったりした経験はありますよね。洗濯に不慣れだと量がよくわからず、適当に入れてしまう場合もあります。

洗剤を必要以上に入れると、泡切れが悪くすすぎの時間が長くなり水道代が余計にかかります。また、洗剤が少なすぎると汚れ落ちが悪く、さらに落とした汚れが再付着する可能性もあるので確認が必要です。

柔軟剤は入れすぎるとニオイがきつくなり、吸水性を妨げる可能性もあります。自動投入機能があれば、こういった失敗を防げますし、無駄遣いも防げるので経済的です。

自動投入機能を搭載しているモデルには、洗濯機に洗剤と柔軟剤を補充するタンクがあります。メーカーによってタンク容量に違いはあるものの、タンクには詰替え用のパックが1本丸ごと入るのでボトルや詰替え用のパックを置かずに済みます。

タンク内の洗剤や柔軟剤の残量が少なくなるとランプで知らせてくれるモデルであれば、補充のタイミングを見逃さないので安心です。

液体洗剤や柔軟剤を入れるタンクは、お手入れせずに使用を続けると自動投入口が詰まり洗剤が出なくなる可能性があります。また、タンク内にカビが生える可能性もあるので、定期的なお手入れが必要です。

タンクを取り外して洗えるモデルは手入れが簡単です。モデルによってはタンクを自動で洗浄する機能を搭載しているものもあるので、購入時に機能をチェックしてください。

液体洗剤・柔軟剤自動投入機能で使用できるのは液体洗剤のみです。粉末洗剤や漂白剤を手動で投入するケースを採用しているモデルもありますが、ジェルボールやビーズ状仕上げ剤は使用できません。

取扱説明書に「ジェルボールやビーズ状仕上げ剤を使用しないように」との記載があるかどうかは要チェックです。記載されているのに使用した場合は、給水経路に詰まり水もれする可能性があるので避けましょう。

洗剤・柔軟剤は自動投入できますが、漂白剤は対応していません。そのため、漂白剤は従来のように洗濯の都度投入する必要があります。多機能で使い勝手がいいところが強調される反面、しっかり確認して検討しないと思っていたような機能と違ったと感じる場合も多いため、気を付けましょう。

縦型洗濯機・ドラム式洗濯機のどちらにも、自動投入機能が搭載されているモデルがあります。まずは縦型かドラム式か自分の使い勝手に合わせて選びましょう。

縦型洗濯機はドラム式よりも安価で、洗濯機スペースが狭くても設置しやすいのがメリットです。ドラム式は洗濯物の出し入れがしやすく、また頑固汚れも落ちやすいです。

ご自分の生活スタイルに合わせて、1回の洗濯で洗う洗濯物の量に合わせて選びましょう。一般的には1人分の洗濯物は1日約1.5kgなので、人数分かけた量が家族全体の目安です。まとめて洗う方やシーツなど大きなものを洗う場合を考えて、1日の目安よりも少し多い容量がおすすめです。

ただし、自動投入機能付きの洗濯機はハイエンドへの搭載が主で、洗濯容量が8kg以上のものが多いです。およそ3人以上暮らしに適した容量なので、一人暮らしや2～3人暮らしの方には大きいサイズになります。ご自分の家に設置できるかどうか事前にしっかり確認しましょう。

自動投入できる洗剤や柔軟剤のタンク容量は、製品によって異なります。詰め替え用の洗剤や柔軟剤を買ってきても、タンク容量が小さい場合は入りきらないので確認しましょう。大きなタンク容量の洗濯機なら、大きめの詰め替え洗剤・柔軟剤も入れられますし、補充回数も減らせます。

一般的に液体洗剤詰め替えパックは約700～800ml、柔軟剤は約400～500mlなので、それ以上の容量を選ぶのをおすすめします。また、タンク容量と合わせてタンクの注ぎ口の大きさもチェックしましょう。注ぎ口が大きいと詰め替えやすく、こぼれる心配もありません。